ポルシェセンターで聞いたお話ーラインナップや故障についてー
前回、マカンの試乗に関する記事を書きました。今回はその試乗の際に、セールスの方から聞いたお話を以下の内容でお伝えします。
グレードの多さ
ポルシェは他の自動車メーカに比較すると、提供するモデルは少ないです。しかし、それぞれのモデルにグレードが多数用意されています。それぞれのモデルとそのグレードの数を以下にまとめました。
718ケイマン:2つ
718ボクスター:2つ
911:15つ
911ターボ:4つ
911GT3:1つ
マカン:5つ
カイエン:6つ
パナメーラ:10つ
さすが、911はフラグシップモデルだけあってラインナップが多いですね。パナメーラは日本であまり見かけない印象がありましたのでラインナップの多さに驚きです。
このように多数グレードが用意されており、同じモデルでも価格が2倍以上であったり、スペックもガラッと変わってきます。モデルが少なくても、グレードが多いので自分のカーライフに合った車、求める車を見つけることができそうです。
オプションに関して
ポルシェというと標準装備が少なく、つけるオプションが多い印象ありますよね?一般的に標準であるような装備もお金をかけなければいけません。例えばサイドミラーですが、電動で格納するのも未だにオプションなのです。他メーカーの標準装備並みにオプションをつけると価格が心配ですよね?
セールスの方曰く、購入されるお客様は平均して100~150万円のオプションをつけるとのこと。結構な値段ですね(笑)中には年に4,5人500万円ほどのオプションをつけるお客様もいるとのこと。富裕層の世界は別次元ですね(笑)
ポルシェはオプションにより値段が上がるのは仕方なさそうです。しかし、オプションが豊富であるため、細かく自分好みの車を注文できるといったメリットはあります。
例えば、量産している他のブランドはパッケージ化している分細かい設定が困難になってきます。その分ポルシェはシートの形状や素材、スティッチの色さえもオプションではありますが変更することができます。
これは、他の量産されるプレミアムカーとは異なり、生産台数が少ないポルシェだからできることのようですね。先ほどのグレードの多さ、さらにオプションの豊富さから、不必要な性能や装備は省くことができ、個人の使用目的に合わせた車に仕上げることができます。
高く売れる
人だけでなく車とのお別れも必ずあるかと思います。その際、次の車に乗り換える資金のためにも高く売りたいものです。
ポルシェは他の量産型のプレミアムカーと比較し、生産台数の少なさから高く売れるそうです。実際に中古車サイトで年式と価格を見ると確認できます。また、ポルシェはモデルチェンジが少ないので、数年間乗っていても現行モデルとして売ることが場合によってはできます。
量産しているメーカーは、購入時に大幅な値引きをしてくれることがあるそうですが、売却時に期待できません。逆にポルシェは購入時の値引きは少ないようでうが、売却時に高値で売ることができるとのこと。どちらがいいかは悩みますよね(笑)
ただ、上で述べたモデルチェンジの少なさから現行モデルを他社に比べ長く楽しめるといったメリットもあるのでポルシェも魅力的です(笑)
故障は多い?
外車というと故障が多いイメージがありますよね?さらに、ポルシェはスポーツカーメーカーですので、故障のイメージがさらに強いです。実際のところどうなのでしょう?
市場調査とコンサルティングを行っているアメリカの会社、JDパワーが実施した調査結果を見てみると驚きです。
「2017年米国自動車耐久品質調査」ではレクサスとポルシェが1位なのです。ちなみに3位はトヨタとなっています。あのトヨタを上回るんですね。また、「2017年米国自動車初期品質調査」では1位が起亜、2位がジェネシスと韓国の自動車メーカーが並び、3位にポルシェがランクインします。
これには驚かされましたね(笑)耐久品質・初期品質ともに上位にくるとは、ポルシェへの信頼度も上がってきますね。
まとめ
■グレードやオプションの豊富さから個人に合った車に仕上げることができる
■生産台数やモデルチェンジが少ないため、高値で売却できる
■市場調査にて耐久品質、初期品質ともに上位にランクイン