虹色のナンバープレート?オリンピック・パラリンピックが関係している?
2018/01/12
ナンバープレートは車両の大きさや使用目的などに応じて大きさや配色が変わります。例えば自家用自動車は背景が白・文字が緑であるのに対し事業用はその逆で背景が緑・文字が白になります。その他にも数種類ナンバープレートはあるわけですが、この前なんと虹色のナンバープレートを見かけました(笑)これは大丈夫なのか?と気になったので調べたものを以下にまとめます。
そもそも絵があって大丈夫?
ナンバープレートに絵があって大丈夫なのか?ですが調べてみたところ、2015年に「図柄入りナンバープレート制度」ができています。もちろん個人で図柄をいれるのはダメです(笑)
図柄入りを導入した目的は地域振興や観光振興で、お金を寄付することで寄付した先の図柄入りナンバープレートを利用することができるようです。
虹色のナンバープレートは何?
さて、近所で見かけた虹色のナンバープレート。こちら、東京2020年オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様ナンバープレートでした。
画像出典:国土交通省ホームページ
図では右上にオリンピックのエンブレムがありますが、オリンピックのものとパラリンピックのものとで2枚1組です。どちらのエンブレムをフロントにつけて残りをリアにつけるかは個人で決めることができます。
ちなみに背景の図柄は全国から募集したデザインで選ばれたものです。国土交通省のホームページによると、デザインのコンセプトは以下のようになります。
様々な人々の個性(色)を尊重した未来の社会への希望を集約する光を表現としてのイメージ、その様を多彩色のグラフィック表現でナンバープレートにデザインした。
出典:国土交通省ホームページ
コンセプトを知ると見え方も変わってきますね。
料金は?
新車・中古車の購入時だけでなく、車を所有していればこのナンバープレートを利用することができます。気になるのは料金ですね(笑)まずは、ナンバープレートの交付料金ですがこちらは地域によって異なります。例として、東京は7,210円です。
交付料金にプラスして寄付金を払うことでオリンピック・パラリンピック仕様のナンバープレートを利用することができます。この際、1,000円以上の寄付の場合が背景が虹色のもの、1,000円未満であれば白い背景にエンブレムだけのものになります。
画像出典:国土交通省ホームページ
寄付したお金はどこに用いられるか?ですが、五輪に向けて交通サービスやバリアフリー(バスやタクシー)の改善に利用されるそうです。
軽自動車も白いプレート?
国土交通省が発表した車両に合わせたオリンピック・パラリンピック仕様のナンバープレートは下の図です。見てみると軽自動車のナンバープレートの背景も白くなっています。特別仕様のナンバープレートだと軽自動車と普通乗用車間で違いは無くなります。これは面白いですね(笑)
画像出典:国土交通省ホームページ
まとめ
■2015年に図柄入りナンバープレート制度ができた
■オリンピック・パラリンピック競技大会特別仕様は2種類
■寄付金が1000円以上で虹色が使える
TOP画像出典:国土交通省ホームページ