ブガッティ・ヴェイロンが最高速度を出すには?
2018/01/01
以前記事にて紹介したブガッティ・オトモビルが製造、販売していたヴェイロン。そのスペックや価格がモンスター級だということをお伝えしました。そんなヴェイロンですが、最高速度407km/hを出すためにはいくつかの条件があります。その条件を以下にまとめてみました。
前回の記事はこちらです!
ブガッティ・ヴェイロンはタイヤの値段も尋常じゃない‼︎
スペック
まずはスペックのおさらいです。
最高出力:1001PS
最大トルク:1250Nm
最高速度:407km/h
また、静止状態から100km/hに達する時間、0-100km/hがたったの2.5秒。200km/hまでが7.5秒。300km/hまでが16.7秒となっています。ちなみに、ランボルギーニのアヴェンタドールは0-100km/hが2.7秒です。コンマ数秒の争いで、あのアヴェンタドールよりも加速力があることがわかります。
最高速度を出すには?
専用のキー
環境や目的に合わせていくつかの走行モードが用意されている車はよく見かけますね。
ヴェイロンにも走行モードがあり「ノーマルモード」、「ハンドリングモード」、「トップスピードモード」の3つのモードが用意されています。最高速度を出すためには、この内の「トップスピードモード」に切り替える必要があり、専用のキーが必須となります。車が停止した状態でブレーキを踏みながら鍵をサイドシルに差し込むことでリミッタが外れるようです。
走行距離
しかし、専用の鍵だけでは最高速度に達することはできません。407km/hもの速度を出すには直線の長い距離が必要になります。407km/hに達するまで加速に用する距離が11kmだと言われています。また最高速度から減速するのに500mが必要なので、計11.5kmの直線のコースが必要です。そんなコースなかなかなさそうですよね(笑)
その他
またタイヤとホイールを新品にしておくのも最高速度を出す条件になります。以前記事にも載せましたが、タイヤだけでも4本1セットでおよそ470万円とかなり高額です。それに加え、最高速度での走行では燃費は1Lあたり800mとなり100Lの燃料タンクが12分で空になるそうです。タイヤも最高速度では15分しか耐えられないとのことで、最高速度を出せても何分も出すのは厳しそうですね。上記のことも考えると、そもそも最高速度を出すこと自体コストやコースから考えてそう簡単にできることではないのがわかりますね(笑)
TOP画像出典:Media-Bugatti