日産のB2V技術とは?脳波が関係!?
2018/01/05
近年、車のメーカーが色々な運転アシスト機能を発表し実用化しています。前方の車に追従するアシストなどよく耳にしますよね。メーカーが様々なアシスト機能を開発する中、日産はドライバーの脳波を測定することでドライブをアシストする技術、B2V(Brain-to-Vehicle)技術を発表しました。
脳波をどう用いるのか?
脳波を何に用いるのか?と疑問に思う人は多いと思います。脳波を測定することでドライバーの反応時間を早め、運転をよりエキサイティングにするのが目的のようです。
具体的な例を挙げると、ドライバーのステアリングを回す、ペダルを踏むなどの操作の直前の脳の準備電位を検出することで、ドライバーの操作の0.2~0.5秒前に車が操作を開始するなどです。それによりドライバーのイメージ通りの運転を可能にしてくれます。
ドライバーの違和感も検出?
驚くことに、脳波測定によりドライバーの反応時間を早めるだけでなく自動運転時のドライバーが感じる違和感も検出できるそうです。これによりドライバーが違和感を感じない自然な制御の自動運転にカスタマイズすることが可能になるとのこと。ドライバーに合った自動運転をしてくれる、未来を感じる技術ですね(笑)
日産が考える自動運転社会とは?
脳波測定による運転アシスト機能を発表した日産。そんな日産が考える将来の自動運転技術は以下のようです。
「将来の自動運転社会では、人間はクルマをコントロールしないと考える人が多いかもしれません。しかし、この技術はその反対です。ドライバーの脳波を活用して、ドライビングをさらにエキサイティングで楽しいものにしていくのです」
ー副社長ダニエレ・スキラッチー
引用元:日産自動車ニュースルーム
まとめ
■日産が脳波測定による運転支援技術を発表
■ドライバーの操作の0.2~0.5秒前に車が操作してくれる
■脳波測定によりドライバーが違和感を感じない自動運転にカスタマイズできる