リアスポイラーの効果・役割とは?リアウイングとの違いは?
2018/01/15
![](http://kurumairoiro.com/wp-content/uploads/2017/10/rias2fg.jpg)
リアスポイラー、みなさんも一度は気になったことがある車のパーツではないでしょうか?
このパーツが付いているだけで何だか速く走れそうな感じしますよね(笑)
よく見かけるが何の役割かはっきりわからないリアスポイラー。そんな、リアスポイラーについて以下の内容でお伝えします。
リアスポイラーって何?役割は?
リアスポイラーとはエアロパーツと言われるものの一種です。ではエアロパーツとは何か、簡単に言うと車が走る時に生じる空気抵抗を考慮したパーツです。これらのパーツにより車の走行を安定させたり、より速く走ることが可能になります。ですので、レース用の車にはエアロパーツがたくさん付いており、もちろん一つ一つに意味があります。他のエアロパーツに関してはまた今度記事にします。今日はリアスポイラーについて見ていきましょう。
リアスポイラーの役目は、走行時に車体後部にまとわりつく気流を整えることだそうです。この気流を整えることで空気抵抗を小さくすることができ車がより速く走ることができます。速さだけでなく燃費の向上にも効果があり、プリウス等のエコカーにもリアスポイラーがついています。
車のフロントだけでなく後部で生じる気流も速さに関係しているんですね。ちなみに、リアスポイラーの効果が実感できるのは60km/h程からのようです。高速道路だと効果を感じることができそうです。
リアウイングとの違いは?
ちなみにリアウイングというのもあります。F1カーとかでよく見かけるこの部分です。リアスポイラーとはどう違うのかお伝えします。まず形状ですが、リアスポイラーは車体に直接くっついているのに対し、リアウイングはボディから離れたところにあります。
その効果ですが、リアウイングは高速走行時に車体後部に荷重をかけることを目的としています。理由はタイヤのグリップ力をサポートするためです。グリップ力が足りないとスリップや空転してしまいます。速く走る車の場合は前輪駆動(4WD)や後輪駆動(FR)の構造が多く、後部のタイヤのグリップ力が大事になってくるわけです。このように車体後部に下向きの荷重をダウンフォースと言います。これは飛行機の羽と逆の役割ですね。
リアスポイラーが動く!?
最近はボタン操作や高速走行するときに自動的にリアスポイラーが出てくる車があります。ですので「オートスポイラー」、「アクティブスポイラー」と呼ばれています。私が気になっている3代目のAudiTTも自動でスポイラーが出てきます。調べると、最も有名なオートスポイラーはポルシェのようです。時速80km/hで自動でスポイラーが出てくるようです。やはり60km/h以上から効果を感じられるみたいですね。
もう一つ、最近はドレスアップパーツとしてリアスポイラーをとりつけるケースも多いようです。ドレスアップパーツとして取り付けられる場合は、シミュレーションや模型に風を送るような風洞実験を行っていないケースもあるそうです。
車種にもよりますが、個人的には見た目はリアスポイラーはつけない方が好みです。ただ、高速走行時にその効果を堪能できるなら高速道路では付いていてほしいですね。オートスポイラーですかね(笑)
まとめ
■エアロパーツは空気抵抗を考慮したパーツ。
■リアスポイラーは車体後部の空気抵抗を小さくする役割。
■リアウイングは後部のタイヤのグリップ力を上げる役割。
■ボタン操作や自動で出てくるリアスポイラーもある。
■飾りでリアスポイラーがあるエースもある。