あの超高級車、ロールスロイスのウッドパネルへのこだわりとは!?
2018/03/13
イギリスの超高級車ロールスロイス。そんなロールスロイスの車の発するオーラには、ついつい圧倒されてしまいます。価格も3000万円~とかなりの高級車ですね(笑)
今日はそんなロールスロイスがこだわっている、車内に用いられるウッドパネルについてまとめてみました。
ロールスロイスのこだわりとは!?
お客様が木を選ぶ?
車というと機械のイメージが強く、鉄のような冷たい印象を受ける方も多いと思います。そのため、温かみがありリラックスさせてくれるウッドパネルは大きな役割を担っています。最近は本物の木でなくても、木目の模様のパネルなどもありますが、ロールスロイスはウッドパネルにかなりこだわりがあります。
出典画像:Rolls-Royce Motor Cars PressClub
木は木目や色に個体差がありますよね?ロールスロイスは木の種類・木目・色をお客様が選べるようにしています。また1枚板のパネルを使ってインテリアに用いるようです。
ちなみに使用している木はローズウッドと呼ばれる天然木だそうで、日本では紫檀と呼ばれています。ローズウッドは対候性があり腐らず長持ちするため楽器などにも使用されているそうです。
こだわりぬいた加工とは?
木は切った後、すぐに加工せず数年間寝かせるそうです。しかも、気温や湿度を考え寝かせるのはイギリスのようです。その後、薄くスライスするのはフランスが得意とするためフランスに持っていき、スライス後はまたイギリスで 寝かせて木の伸縮が落ち着くまで待ちます。その木をプレスして形を形成するのはイタリアで行います。一連の加工は5年以上はかかるとのこと。想像をはるかに超えてきましたね(笑)
職人の養成も!?
こだわりぬいた加工ですが、ロールスロイスは塗装の一部の作業を除いてすべて手作業だそうです。ウッドパネルは職人がトリミングやプレス、やすりがけをやっています。面白いのはロールスロイスがこの職人の養成も行っていることです。ただ職人を雇うだけでない、職人の養成まで担うほどのこだわり。そういったことを考えると価格が数千万円もする理由がわかります(笑)
ウッドパネルは安全?
ロールスロイスがすごくこだわっている、魅力あふれるウッドパネルですが、安全面ではどうでしょう?
ロールスロイスは事故による衝突も考慮しています。ただ木を貼り付けるのではなく、アルミニウムの上に薄くスライスした木を何層も貼り合わせて、安全に備えているそうです。安全面もしっかりしていますね(笑)
まとめ
■木の種類、木目、色を選択できる。
■紫檀と呼ばれる天然木が用いられている。
■1枚板をインテリアに使用している。
■ロールスロイスは職人の養成も行っている。
■安全に備えアルミ上に薄くスライスした木を貼っている。
TOP出典画像:Rolls-Royce Moter Cars Pressclub