ロールスロイスが新型ファントムを発表、どこが変わった?
2018/01/28
![](http://kurumairoiro.com/wp-content/uploads/2018/01/P90270892_highRes_new-phantom-front-3-.jpg)
超高級車といえばロールスロイスを真っ先に思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?ロールスロイスが提供してきた最上級サルーン、ファントムですが、2017年に8代目ファントムが発表されました。インテリアや乗り心地、静粛性にかなりこだわりを持つロールスロイス。新型ファントムはどれもさらにパワーアップされているようです。
変わった点
まずはエンジンです。排気量は6.75L、最高出力が570ps、最大トルクが91.7kgmで今まで同様V12エンジンが搭載されています。ただし、先代が自然吸気だったのに対し新型はツインターボ過給に変更されています。
次に、フロントグリルです。ロールスロイスのフロントグリルはパルテノン神殿の柱をモチーフにしたのはよく知られています。しかし、新型ファントムのフロントグリルは「パンテオン神殿」の柱をモチーフにしています。
画像出典:Rolls-Royce Motor Cars PressClub
新型で最も変わった点は運転に関する変更点だと感じました。ロールスロイスは新型から安全運転支援システムを大幅に導入しています。近年よく採用されているアクティブ・クルーズコントロールや車線変更時・車線逸脱時の警告や衝突や歩行者の警告などのシステムを導入しています。
近年、よく見かけるようになったシステムなので珍しくはないのですが、ロールスロイスが採用した点は驚きです。というのもロールスロイスは自ら運転するよりも、どちらかというと運転手を雇ってオーナーは後部座席に座る印象が強かったからです。運転手への配慮なのか、オーナー自身が運転するケースが増えたからかはわかりませんが、新型からはこれらのシステムが導入されてるとのこと。
さらなる静粛性
ロールスロイスの提供する車には「ファントム」、「レイス」などの名前が使われています。これらの名前の由来はどちらも幽霊です。ロールスロイスが静粛性にかなりこだわっていることの表れでもありますね。先代ファントムの静粛性はかなり評価されるものであったのですが、新型はさなに静粛性を追求しています。
画像出典:Rolls-Royce Motor Cars PressClub
タイヤを開発
静粛性をより極めるためにタイヤメーカーと共同で「サイレントシール」タイヤを開発しています。このクラスになると既存のものを使うだけでは目標を達成できないようですね(笑)
セルフレベリングエアサスペンション
新型ファントムはさらなる快適な乗り心地と静粛性を実現してくれるサスペンションを採用しています。このサスペンション、フロントガラスに組み込まれたカメラかの情報、加速度、ステアリングなどの情報を用いて毎秒数百万回もの計算を基に制御してくれるそうです。ハイテクな技術により路面や走行状況に応じた調整が可能になりました。
ボディーの素材
また、静粛性のためにボディーの素材にも力を入れています。ボディーには高性能吸音素材を用いているとのこと。どれほどの静粛性なのか早く体験してみたいです。
まとめ
■自然吸気からツインターボ過給に変更
■安全運転支援システムを大幅に導入
■先代よりもさらに静粛性を極めるモデル
TOP画像出典:Rolls-Royce Motor Cars PressClub