従来型Gクラス350dヘリテージエディションを試乗!!
2018/06/25
今月の6日(2018年6月6日)、メルセデス・ベンツ日本は新型Gクラスを発表しました。新型の試乗の前に従来型知っておきたいと考え、今回は従来型のG350dヘリテージエディションを試乗してきました。従来型Gクラスのデザインや試乗の感想をお伝えします。
デザイン
エクステリア
ベンツのデザインというと高級感や先進的な印象が強いですよね?しかし、Gクラスは昔ながらのデザインを今も引き継いでいます。実は1979年に発売されて以来、基本的なデザインはそのままです。
試乗車は限定463台のヘリテージエディションで、さらにその中の限定100台のインペリアルレッドです。可愛らしい色ですよね(笑)ボディーの色のせいか昔ながらのデザインですが、古臭さを感じさせません。
ボディーの色もヘリテージエディションならではのものですが、ホイールもブラックペイントになっています。
インテリア
運転席に座ると、昔ながらのデザインであることを再認識させられます。まず、フロントガラスが垂直に近い傾きです。そして、窓は大きく縁が低いので、全開にすれば肘をかけることができるほどです。また、Aピラーが細く前方、斜め、横の視界がとても良いです。全く視界のストレスを感じさせないデザインです。
内装の高級感に関してですが、以前試乗したEクラスほどではありませんが、十分高級感が演出されています。
気になった点は、試乗車は右ハンドルでしたがサイドブレーキがギアより左にある点です。元々左ハンドルだったのを日本向けに右ハンドルにしたことが原因だとは思いますが、サイドブレーキが扱いづらかったです。
スペック
試乗したG350dのエンジンは、3L V6直噴ツインターボエンジンです。最高出力は245PS、最大トルクはなんと600N・mもあります。
ちなみに、G550と最高出力に差はありますが、最大トルクはほぼ同じくらいです。
試乗の感想
オフロード仕様
運転してみて、まず感じたことはハンドルが重いとこです。オフロードのための車なのでそういった仕様になっているようです。曲がった後のハンドルの戻りもゆっくりなので、左折や右折後は少し不便に感じました。
また、動き出しも重く感じたのですが、こちらもオフロードを想定した仕様であるからとのこと。ただし、動き出した後の加速力にはびっくりしました(笑)車両重量がかなりあるにも関わらず俊敏に加速してくれます。
スタッフ曰く、Gクラスはオフロードをメインに考え、オンロードも走れるようにしたモデルとのこと。納得です(笑)
大きさを感じさせない
かなり大きな印象を与えるGクラスですが、実は全長と全幅はCクラスとほとんど同じくらいです。全長/全幅/全高がそれぞれ4,575/1,860/1,970mmです。車高がかなり高いので大きく感じますね(笑)
全長と全幅はそんなにないので、実際に運転してみても大きさはあまり感じませんでした。狭い道も難なく通ることができました。
まとめ
■ヘリテージエディションは463台限定
■昔ながらのデザインだが、古臭さは感じない
■Aピラーが細く、窓も大きいので視界が良い
■オフロード仕様であるため街では少し不便に感じる点があった
■見た目ほどボディーは大きくない