BMWのハイブリット・スポーツカー、i8を試乗!!

      2018/06/11

BMWのハイブリット・スポーツカー、i8。スポーツカーとハイブリットがどのように組み合わせられたモデルなのか気になりますよね。今回はi8の特徴と実際の試乗による感想をお伝えします。

特徴

ハイブリット・スポーツカー

i8の最大の特徴はスポーツカーなのにハイブリットという点です。フロントに搭載された「P250」モーターで前輪が駆動し、リアに搭載された1.5L直列3気筒DOHCツインパワーターボエンジンで後輪を駆動する4輪駆動です。

フロントのモーターの最高出力は131ps、最大トルクは250Nm。リアのエンジンの最高出力は231ps、最大トルクは320Nmです。1500kgの軽さでこのパワーは十分ですよね。

アクセルをある程度踏み込むまでは、モーターだけで駆動します。踏み込む前、実際にモーターの音を確認することができます。動き始めがモーターによる駆動のせいか、加速がかなりスムーズで驚きでした。

 

余談ですが、ブレーキエネルギーが回収した電力は高性能リチウムイオン・バッテリーに充電されるとのこと。ハイテクですね(笑)

エクステリア

i8はデザインもかなりインパクトがありますよね。i8はほぼコンセプトカーのデザインのまま市販されています。ハイブリットなスポーツカーという点でも先進的な印象を受けますが、デザインもかなり未来っぽいです。

ドアノブは表側の見えるところではなく、隙間に手を入れたところにあります。そして、ドアはポップアップドアを採用しています。写真のように上に跳ね上がる形でドアが開きます。ちなみに開いた際のドアの頂点は195cmに達するとのこと。

ボディーサイズは全長/全幅/全高が4690/1940/1300mmで、かなり車高は低いです。

インテリア

残念ながらインテリアはエクステリアほどのインパクトはありません。

ただ、ライン状の照明が先進的な印象を与える点は、個人的にはワクワクさせられました(笑)また、ステアリングにラインが入っており、統一されたインテリアがi8に乗っている感を出してくれます。

サイドシルは太くて評価ポイントでした。

後部座席は一応ありますが、かなり狭いので人を乗せるというよりも荷物を置くといった使い方がいいと思います。緊急時には使えないこともないのですが(笑)

トランクは154Lで、試乗の際はリュックサックが2つ入るほどのスペースはありました。スポーツカーでこれ程の容量を確保できるのは十分ではないでしょうか?

試乗の感想

運転しやすい

試乗で驚いたのは、いい意味で普通の自動車と同じように運転できる点です。アクセルペダルを踏み込まない限りは、普通の車と同じようにストレスを一切感じず運転できます。もちろん、アクセルを踏み込めば、思わず声を漏らすほどの加速力でした。運転しやすいのに異常な加速力も備え持つi8、不思議でした(笑)

視界

視界は前方、後方、サイドどれも非常に良く、確認しやすいです。サイドミラーは太く見やすいです。ただ、サイドミラー自体が斜め前の視界を遮るような気もしました(笑)フロントはボンネットが見えないので視界はいいのですが、見えないからこそ不安に思う点もあります。

エンジン音

試乗前に一番気になっていたのがエンジン音でした。実際に走行中のエンジン音を聞いてみると、何も違和感なくワクワクしなが運転ができます。

スタッフの話によると、エンジン音は作ったものではなく、実際のエンジンの音を拡張しているようです。ここは勘違いしていました。

気になった点

2,000万円代のスポーツカーであるi8ですが、車高が変えられるエアサスペンションがついていません。コンビニやガソリンスタンドなどの段差は心配ですよね。

次に気になった点としては、Mモデルのようにサスペンションやステアリングの硬さの調整を個別にできない点です。走行のモード変更はありますが、自分の好みに変更できないのは少し気になる点でした。

まとめ

■前輪がモーター、後輪がエンジンによる駆動。

■アクセルをある程度踏み込むまではモーターで駆動する。

■加速力が異常。

■いい意味で普通の車と同じように運転ができる。

■視界がいい。

■エアサスペンションは付いていて欲しかった。

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